去年は大谷翔平とホンダF1の活躍が心配な開幕だった。今年はやりそうだ。今年初めの大谷の投球を見たときは、おっかなびっくり投げている様でこれはやばい!と思ったのだが、その後は手術前より投球フォームが良いように見える。軸足で立った時の重心が今までより少しお尻よりにあって、投げ終わりまでの重心移動がスムースに見えた。バッティングも高めの球をセンターからレフト方向に飛ばしているのは調子がいい時の兆候に違いない。後は外角低めのボールになる変化球を見極められればヒットもホームランも量産しそうだ。完全体になった大谷翔平の本当の力でMLBを震撼せしめて欲しい。
ホンダは今年がF1ラストイヤーになるらしい。もう戻ることはないと言われている。セナプロでブームになっていたころからホンダの活躍を楽しみにしていたファンにとっては残念でならない。しかし、そんな年にホンダの薫陶を受けた二十歳の若者角田裕毅がアルファタウリホンダからデビューする。チラッと見たF2で走る映像は、ライバルたちが弱るまでプレッシャーをかけ、抜くときは、理の当然とばかりにあまりにもあっさりと抜き去るシーンだった。優勝どころか将来チャンピオン獲るのではと思わせるような落ち着きっぷりを感じた。ハミルトンを擁し当代随一の実力を誇るメルセデスに食らいつく姿を楽しみにしたい。