頑張ること、失敗に耐えること

 人生のある時期バカみたいに頑張らなきゃいけない時期があると自分の子に話したことがある。20代は間違いなくそういう時期だと思う。はっきり言って効率は悪い。私としては若造に効率など期待していない。そこそこ知識がついて、少しものを考えられるようになった彼らに必要なのは、知識と現実のギャップの埋め方だと思うからだ。だから可もなく不可もない結果など求めて欲しくない。鼻から脳みそが垂れるくらい考えることを勧める。それなら結果的に失敗しても検証の甲斐があって、成功することが分かっていることするより得るものが多く、応用が利くようになるからだ。それぞれ自分の能力に応じたレベルでやればいいと思う。ただ仕事になると責任が伴う、だから、バカみたいに頑張って試行錯誤するしかない。そのために重要なことが一つある。頑張る奴もそれを監督する方も失敗に耐えること。若い奴は厳しい指摘に耐えて意地でも最後までやりきること。先輩は少々の未熟さは飲み込むしかない。失敗にかこつけて謂われのない悪態をつくなんて以ての外だ。

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